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プログラミングの学び方

2016年6月30日

C言語やJavaScript、Perlなどいまやたくさんのプログラミング言語がある。
それぞれの言語ごとに得意なこと不得意なことがあるので、あなたが何をしたいのかで選択するプログラミング言語が決まってくる。

でも問題はそんなことではなくて、独学でプログラミングを学ぶのはちょっとたいへんそうだということ。

確かに情報はインターネットや本があれば何とかなりそうな気はするが…。
やはり何もかも一人で何とかしようというのは、根気も要るし時間もかかる茨の道だ。

それにまだ子供だしプログラミングはちょっと早いとか、
もう年だしいまさらプログラミングを学ぶ年齢でもないし…。

というあなたのためにおもしろい活動がある。

TENTO - 子ども向けICT/プログラミングスクール
http://www.tento-net.com

扱う言語・ツールは以下のとおり

ビスケット
スクラッチ
ドリトル
マインクラフト
Python
JavaScript
Ruby
Java
C

上記内容がわけわからなくても問題なし。
ぼくのおすすめはC(C言語)だね。

こんなことを偉そうに書いているぼくも、実はプログラミングの基礎は専門学校で学んでいたりする。
だから「プログラミングを学ぶなら絶対に専門学校でないとダメだ!」というつもりはないが…。
せめて何かの壁にぶち当たったときのために、相談できる専門家的な人は近くにいたほうがいい。

例えば、自分が1週間悩んでもわからなかったことを、詳しい人に聞いたら一瞬で解決したというケースは多々ある。
それに、同時期からプログラミングを学び始めたライバルがいれば、競い合って腕も上がる。

だからTENTOはおすすめだ。
実際TENTOのページを読んでみると楽しそうである。

実は、先週参加した馬場村塾の懇親会で、
視覚障害者の学生にもプログラミングを教えてみたいという人がいた。

ぼくも視覚障害者だからこそプログラミングは学ぶべきだと思っているので、
もしかしたら、数年後、盲学校でプログラミングを教えることが当たり前になっているかもしれない。

でもぼくたちはそのときまで待つ必要はない。

プログラミングを学びたいと思ったら、視覚障害者でもTENTOにアクセスしてみよう。
あなたの勇気が新しい世界への扉を開き、そこでの経験がきっとあなたの人生の価値を高めてくれるはずだ。

文字入力について考える

2016年6月22日

昨日の続き。
かな入力とローマ字入力と6点入力。
今回はこの3種類の文字入力方式について考察してみる。

かな入力。
かな1文字を入力する際、1つのキーを1回押すという形をとる入力方式。
かな入力のよいところは、とにかくわかりやすいところにあると思う。
キーひとつひとつに入力できる文字が書かれているため、パソコン初心者でも目が見えてさえいれば各キーの配置を知らなくても文字入力できてしまう。
まさに「指先1つで…」というやつだ(笑)。
これに対してかな入力の欠点は、たくさんある文字に対応した各キーの配置を覚えるのに時間がかかるところだと思う。
いちいちキーボードをみながら文字を打ってなんていられない。

ローマ字入力
最大3つのアルファベットの組み合わせでかな文字を表現する入力方式。
ローマ字入力のよいところは、使用するキーの数がかな入力よりも少ないのでキーの配置を覚えやすいところにあると思う。
アルファベットは26文字なので、26個のキー配置を覚えさえすればいちいちキーボードをみなくても文字入力できてしまう。
ローマ字入力の欠点は、入力したい文字のアルファベットの組み合わせを知らないとその文字が入力できないところかな。
「あ」なら「a」、「か」なら「ka」、この程度なら問題ないけど…。
「つ」に点々をつけた「づ」は「du」、小さいあ「ぁ」は「la」などなど、わかっていないと入力作業が中断される。

6点入力
最大6種のキーの組み合わせを同時押しすることによりかな入力を行う方式。
6点入力のよいところは、覚えてしまいさえすれば素早く文字入力できるところにある。
6つのキーしか使わないので、使うキーすべてにあらかじめ指をおいてしまいさえすれば、ほかのキーに指を持っていく手間を省ける。
さらに昨日紹介した点字コマンドを併用すれば、かなりリズミカルにパソコン操作ができそう。
6点入力の欠点は、専用ソフトをインストールしなければいけないところかな。
それと、昨日書いたように6つのキーの同時押しを認識してくれるパソコンでないと使えないところだね。

ぼくが知らないだけできっとほかにもいろいろな文字入力方式があると思う。

昔テレビで、寝たきりの人が目の動きだけで文字入力できるパソコンを使っているのを見たことがある。
まさにパーソナルコンピューターだ。

どの入力方式がすぐれているとかは個人差のあることなので言っても意味ない。
それよりも大切なことは、その入力方式を使ってあなたは何を入力し、どんな世界を造っていくのかということだ。
いくら入力方式が素晴らしくても、他人の悪口とかを書いていたんじゃもったいない。

パソコン選びはホントたいへん

2016年6月21日

ぼくは視覚障害者関連の情報収集の手段として、視覚障害者向けのメーリングリストにいくつか入っている。
わざわざ自分から見に行かなくても、メーラーさえ開けばいろいろな情報メールが向こうからやってくる。
やはり電子メールは素晴らしい媒体だ。

今回はぼくが入っている視覚障害者向けのメーリングリストの中で、とても勉強になったやりとりがあったのでここでシェアすることにする。

そのやりとりとは以下のようなものである。
ある人がパソコンを買いたいと思っている。
そのパソコンでは6点入力をするのでどんなパソコンを選んだらよいかがわからないというのだ。

6点入力がわからない人のために説明すると…。
6点入力とは、点字に使用される6つの点をそれぞれ特定のキーに割り当て、点字を書く要領でパソコンなどの端末に入力を行う技術のこと。

1つのキーが1文字に対応しているかな入力、2つまたは3つのキーで1つの文字を表現するローマ字入力。
この感覚でいくと、6点入力は文字通り最大6個のキーで1文字を表現するだけだと考えがちだが少し違う。

かな入力やローマ字入力との最大の違いは、6点入力は最大6つのキーの同時押しが求められるところにあるのだ。

Shiftキーなどの特別なものは除いて、たとえば…。
かな入力は各キーが「あ」とか「か」などの特定の文字に対応しているだけなので、決まったキーを1つ押せばそれだけで1文字打ち出すことができる。
ローマ字入力は最大3つのキーで1文字打ち出すが、実はキーを打つ順番が決まっていたりするので、キーボードからみれば1つずつキーをたたかれているのとかわらない。

これに対して、6点入力の場合は、最大6つのキーを同時に押すなど、同時に押すキーの組み合わせで1文字打ち出す。
だから構造的にまったく違うものになる。

しかし、一般的なパソコンのキーボードというのは、Altキーやファンクションキーなどの特別なキー以外は1回ずつキー入力を受け付ける構造になっているものが多い。
つまり何も考えずにパソコンを買ってしまうと、6点入力のできないパソコンに当たる可能性があるということだ。
6点入力でパソコンを使いたい人にとって、6点入力がつかえないパソコンを手にしてしまうという最悪なシナリオは避けたい。

ではどうすればよいのか?

答えは簡単。
買う前に、そのパソコンのキーボードが6つのキーの同時押しを認識するのかどうかを調べればよいのだ。

具体的には、メモ帳などのエディタを開いて、「s」「d」「f」「j」「k」「l」の6つのキーを同時に1回押してみる。
もし6つのキーの同時押しに対応しているのであれば、「sdfjkl」と表示される。

この記事を読んでるあなたも自分のパソコンで試してみよう!
ゲーミングPCとかだったらあっさりクリアできるかも…。

ちなみに表示される文字の順番は問題ではない。
押した6つのキーの文字が表示されていることが大切なのだ。

とりあえずこれがクリアできれば最低ライン突破である。
事情はもっと複雑なのだよワトソンくん(笑)。

実は、ソフトウェアによっては6つ以上のキーの同時押しが求められる場合があるのだ。

それは点字コマンドといって、6点入力にいくつかのキーをプラスすることで、ウィンドウズコマンドを実現したもの。
例えば、上記の「sdfjkl」プラススペースキーで、ウィンドウを閉じるコマンドAltプラスF4を実現していたり。

さらに、漢字を点字で表現した漢点字を入力する6点漢字入力や8点漢字入力なんて世界もある。
このへんになるとぼくもお手上げ。

こんな感じで、視覚障害者やそこにかかわっている人のパソコン選びはたいへんなのだ。

伝説のショップ店員

2016年6月20日

今回はぼくのような全盲の視覚障害者がパソコンを選ぶうえで注意すべきポイントを書いておきます。
なーんて言っても普通の人がパソコンを選ぶのとあまり変わらないんだけどね(笑)。

まずは、どこで買うのか?
インターネットで買うのか、それとも実際のショップに足を運んで買うのか。

ぼくのおすすめは、まずショップに行って実際に気になるパソコンを触ってみる。
できれば店員さんといろいろ話をして情報を集める。
そうして買いたいパソコンが決まったら、インターネットで注文するのがいちばん効率的だ。

だいたいこの方法でうまくいくんだけど、中には例外もある。
どういうことかというと、たまにすごい店員がいるパソコンショップがあるのだ。
こんな伝説的なパソコンショップ店員に出会ってしまったら、効率なんて無視してしまおう。

すごいパソコンショップの店員というと、ぼくはいつも彼のことを思い出す。

実はぼくは目が見えなくなった当時、見えていたころ使っていた自分のパソコンに前もってスクリーンリーダー(画面読み上げソフト)を入れておかなかった。
なんてのんきな話だろう、当時の自分ってすげー(苦笑)。

いいわけするとだねー…。
今は無料のスクリーンリーダーがあるけど、当時は無料のものなんてない上に高額だった。
だから自分のパソコンにスクリーンリーダーを入れたくてもそんな余裕なんてなかった。

そんなわけで、目が見えなくなったぼくがパソコンを使おうと思ったら、まずはスクリーンリーダーを入手するところからスタートしなくてはいけなかった。

でもスクリーンリーダーは一般的なソフトウェアじゃないから、マイクロソフトのオフィスみたいにパソコンショップに行けば簡単に手に入るというものではない。
当時実際にショップ店員にスクリーンリーダーのことを聞いても全然知らなかった。

あきらめて視覚障害者専用の道具を販売しているところから手に入れるしかないかなーっと思っていたら、そいつはやってきた。
彼もショップ店員でスクリーンリーダーなんて聞いたことなかったらしいのだが、そこからの行動が素晴らしかった。

ぼくからスクリーンリーダーのことを聞いた彼は、ショップのパソコンを使ってなにやら調べ始めた。
そしてすぐに…。
「あー、スクリーンリーダーありました。PCトーカーとか、お客様がおっしゃっていたJawsもありましたよ。」
と言った。

当時はまだインターネットが今より普及していなかったので…。
こんな短時間で調べるなんてさすがパソコンショップの店員だなーっと感心した。

そして彼は続けた。
「商品は取り寄せになります。購入の際は、日常生活用具給付の申請もなさいますか?」
と聞いたのだ。

ぼくは驚いて…
「できるんですか?」
と逆にショップ店員に聞き返してしまったぐらいだ(笑)。

わからない人のために説明しよう。
日常生活用具給付とは、スクリーンリーダーのような特殊で高額な商品については、購入する障害者の所得に応じて補助金が出る制度である。

彼は「ちょっとお待ちください」といって、どこかに電話をかけ始めた。
聞き耳を立てていると、電話の向こうはスクリーンリーダーの販売元みたいだ。

話の内容はスクリーンリーダー購入時に役所に出す日常生活用具給付の申請方法についてみたいだ。
販売ページに書いてあったらしく、彼がネホリハホリ聞き出しながらひたすらメモを取っている。
最後に彼は「ありがとうございました。それでは失礼いたします!」と言って電話を切った。

その後、彼は先ほど書いたメモを見ながら日常生活用具給付の申請方法について説明してくれた。
さらに、申請書類の中には購入商品のカタログなども必要だったのだが、それらも用意してくれた。

こうしてぼくはスクリーンリーダーを買うことができた。

正直ここまでしてくれるとは思わなかった。
ぼくも男だ。ここまでしてもらってそれっきりというわけにはいかなかったので、しばらくショップでパソコンを購入し続けたのだった。

笑われるぐらいのことに挑戦する

2016年6月19日

先日イチローが4257安打を達成し、ピート・ローズ氏が持つ大リーグ記録の通算4256安打を日米通算で上回った。
ぼくは「やっぱりイチローはすごい人だなー」なんて思いながらテレビを見ていたんだけど、その後のインタビューで彼がすごく面白いことをいっていたのでここでシェアしたいと思う。

それは、彼イチローは周りから笑われるぐらいのことを目標に掲げ、その目標に向かって努力し結果を残してきたという話だ。

例えば…
まだ幼いイチロー少年がプロ野球選手になることを夢見て外で練習していた。
だが当然プロ野球選手になれる人は少ない。
だからイチロー少年は毎日毎日練習した。

そんな彼の姿を周りの人たちはきっと生暖かい目で見ていたことだろう。
「なんにでも努力することは大切だけど、プロ野球選手はいきすぎじゃないかなー…」
なんてね。

そして時は流れて、イチローはプロ野球選手としてオリックスでプレイすることになる。

でもまだイチローの夢は終わらない。
プロ野球選手になったからには、メジャーリーグで自分の力を試してみたい!
また彼の努力が始まった。

そんな彼の姿を見て、また周りの人は彼を笑った。
「ドラフト4位で入ったやつが何言ってるんだ」
「日本の野球とアメリカの野球は違うんだよ!」
とかね…。

でもやっぱり彼は周りの声になんて負けなかった。
メジャーリーガーになっただけでなく、日米通算4257安打達成という大きな記録を打ち立てた。

今の彼をだれが想像しただろう。
もう彼を笑うやつはいない。
次の目標に向かって思いっきり進んでほしい!