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馬場村塾に行ってみた

2016年6月27日

先週の木曜6月23日に開催された馬場村塾に参加してきた。
馬場村塾とは、視覚障害者関連の人たちが集まってディスカッションするイベント。

会場は新宿リサイクル活動センター2階の会議室。
わざわざ名古屋の田舎から東京に出て行ったべー。

今回馬場村塾は第15夜。
プレゼンターは堀越喜晴さんで、テーマは「初めての障害学」。

あっというまの1時間プレゼンだった。
障害者1人いるだけで周りにどれだけの影響を与えているかという話が印象に残った。
簡単にいうと、団体の中に障害者が1人いると、その人中心になりがちになるのでほかの人が不満に思ったりするという現象が起こるという話。
そういえば、ぼくも幼いころ姉やクラスメイトに同じようなことを言われた記憶がある。

でもよく考えてみると…。
ぼくの場合は障害者問題になるけど、障害者がいなくてもこういうケースになることはけっこうあるきがする。

例えば…
中学とか高校のクラスメイトがAKBとかSKEとかHKTなどのオーディションに合格しちゃって、アイドル活動をしながら学校に通っちゃってる場合とか…。
会社の同僚が、副業などのプライベート活動で有名人になっちゃった場合とか…。

良い悪いに関係なく、人間は影響しあって生きている。
自分の人生の一部は他人が握っていて、他人の人生の一部を自分が背負っているということだな。

文字入力について考える

2016年6月22日

昨日の続き。
かな入力とローマ字入力と6点入力。
今回はこの3種類の文字入力方式について考察してみる。

かな入力。
かな1文字を入力する際、1つのキーを1回押すという形をとる入力方式。
かな入力のよいところは、とにかくわかりやすいところにあると思う。
キーひとつひとつに入力できる文字が書かれているため、パソコン初心者でも目が見えてさえいれば各キーの配置を知らなくても文字入力できてしまう。
まさに「指先1つで…」というやつだ(笑)。
これに対してかな入力の欠点は、たくさんある文字に対応した各キーの配置を覚えるのに時間がかかるところだと思う。
いちいちキーボードをみながら文字を打ってなんていられない。

ローマ字入力
最大3つのアルファベットの組み合わせでかな文字を表現する入力方式。
ローマ字入力のよいところは、使用するキーの数がかな入力よりも少ないのでキーの配置を覚えやすいところにあると思う。
アルファベットは26文字なので、26個のキー配置を覚えさえすればいちいちキーボードをみなくても文字入力できてしまう。
ローマ字入力の欠点は、入力したい文字のアルファベットの組み合わせを知らないとその文字が入力できないところかな。
「あ」なら「a」、「か」なら「ka」、この程度なら問題ないけど…。
「つ」に点々をつけた「づ」は「du」、小さいあ「ぁ」は「la」などなど、わかっていないと入力作業が中断される。

6点入力
最大6種のキーの組み合わせを同時押しすることによりかな入力を行う方式。
6点入力のよいところは、覚えてしまいさえすれば素早く文字入力できるところにある。
6つのキーしか使わないので、使うキーすべてにあらかじめ指をおいてしまいさえすれば、ほかのキーに指を持っていく手間を省ける。
さらに昨日紹介した点字コマンドを併用すれば、かなりリズミカルにパソコン操作ができそう。
6点入力の欠点は、専用ソフトをインストールしなければいけないところかな。
それと、昨日書いたように6つのキーの同時押しを認識してくれるパソコンでないと使えないところだね。

ぼくが知らないだけできっとほかにもいろいろな文字入力方式があると思う。

昔テレビで、寝たきりの人が目の動きだけで文字入力できるパソコンを使っているのを見たことがある。
まさにパーソナルコンピューターだ。

どの入力方式がすぐれているとかは個人差のあることなので言っても意味ない。
それよりも大切なことは、その入力方式を使ってあなたは何を入力し、どんな世界を造っていくのかということだ。
いくら入力方式が素晴らしくても、他人の悪口とかを書いていたんじゃもったいない。

パソコン選びはホントたいへん

2016年6月21日

ぼくは視覚障害者関連の情報収集の手段として、視覚障害者向けのメーリングリストにいくつか入っている。
わざわざ自分から見に行かなくても、メーラーさえ開けばいろいろな情報メールが向こうからやってくる。
やはり電子メールは素晴らしい媒体だ。

今回はぼくが入っている視覚障害者向けのメーリングリストの中で、とても勉強になったやりとりがあったのでここでシェアすることにする。

そのやりとりとは以下のようなものである。
ある人がパソコンを買いたいと思っている。
そのパソコンでは6点入力をするのでどんなパソコンを選んだらよいかがわからないというのだ。

6点入力がわからない人のために説明すると…。
6点入力とは、点字に使用される6つの点をそれぞれ特定のキーに割り当て、点字を書く要領でパソコンなどの端末に入力を行う技術のこと。

1つのキーが1文字に対応しているかな入力、2つまたは3つのキーで1つの文字を表現するローマ字入力。
この感覚でいくと、6点入力は文字通り最大6個のキーで1文字を表現するだけだと考えがちだが少し違う。

かな入力やローマ字入力との最大の違いは、6点入力は最大6つのキーの同時押しが求められるところにあるのだ。

Shiftキーなどの特別なものは除いて、たとえば…。
かな入力は各キーが「あ」とか「か」などの特定の文字に対応しているだけなので、決まったキーを1つ押せばそれだけで1文字打ち出すことができる。
ローマ字入力は最大3つのキーで1文字打ち出すが、実はキーを打つ順番が決まっていたりするので、キーボードからみれば1つずつキーをたたかれているのとかわらない。

これに対して、6点入力の場合は、最大6つのキーを同時に押すなど、同時に押すキーの組み合わせで1文字打ち出す。
だから構造的にまったく違うものになる。

しかし、一般的なパソコンのキーボードというのは、Altキーやファンクションキーなどの特別なキー以外は1回ずつキー入力を受け付ける構造になっているものが多い。
つまり何も考えずにパソコンを買ってしまうと、6点入力のできないパソコンに当たる可能性があるということだ。
6点入力でパソコンを使いたい人にとって、6点入力がつかえないパソコンを手にしてしまうという最悪なシナリオは避けたい。

ではどうすればよいのか?

答えは簡単。
買う前に、そのパソコンのキーボードが6つのキーの同時押しを認識するのかどうかを調べればよいのだ。

具体的には、メモ帳などのエディタを開いて、「s」「d」「f」「j」「k」「l」の6つのキーを同時に1回押してみる。
もし6つのキーの同時押しに対応しているのであれば、「sdfjkl」と表示される。

この記事を読んでるあなたも自分のパソコンで試してみよう!
ゲーミングPCとかだったらあっさりクリアできるかも…。

ちなみに表示される文字の順番は問題ではない。
押した6つのキーの文字が表示されていることが大切なのだ。

とりあえずこれがクリアできれば最低ライン突破である。
事情はもっと複雑なのだよワトソンくん(笑)。

実は、ソフトウェアによっては6つ以上のキーの同時押しが求められる場合があるのだ。

それは点字コマンドといって、6点入力にいくつかのキーをプラスすることで、ウィンドウズコマンドを実現したもの。
例えば、上記の「sdfjkl」プラススペースキーで、ウィンドウを閉じるコマンドAltプラスF4を実現していたり。

さらに、漢字を点字で表現した漢点字を入力する6点漢字入力や8点漢字入力なんて世界もある。
このへんになるとぼくもお手上げ。

こんな感じで、視覚障害者やそこにかかわっている人のパソコン選びはたいへんなのだ。